アルデバラン

一般社団法人アルデバラン

『イサールクリニックの治療の流れと、オルト教授の世界的な再生医療ネットワーク』

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約5分

3回にわたりお届けしてきた「オルト教授の再生医療シリーズ」。
最終回となる今回は、実際にドイツ・ミュンヘンにあるイサールクリニック(ISAR KLINIKUM)で行われている幹細胞治療の流れ、そしてオルト教授の世界規模の研究活動や日本との関係についてご紹介します。

「再生医療を本気で受けてみたいが、実際にはどうやって受けるの?」
そんな疑問にもお答えしていきます。

イサールクリニックとは

ドイツ・ミュンヘンに位置する最先端私立医療センター

イサールクリニックは、オルト教授が2008年に設立した総合医療施設です。ドイツの医療の中でも特に高度な医療技術と個別対応を強みとしています。

  • 15の診療科を擁する統合型クリニック
  • チーム医療により迅速かつ安全な治療が可能
  • ドイツ国内はもちろん、欧州、アジア、中東、アメリカからも患者が来院

Newsweek誌でも高評価

イサールクリニックは、Newsweek誌「世界のベスト病院ランキング」ドイツ私立病院部門で上位に選出されています。
再生医療だけでなく、整形外科、心臓血管、形成外科、婦人科、泌尿器科など多分野にわたる専門医が在籍しています。

実際の治療の流れ

では実際に、幹細胞治療を希望する場合の一般的な流れをご紹介します。

① 事前相談・適応判断

  • 日本にいながら事前に専門スタッフによる問診・資料提出を行います。
  • 適応疾患・全身状態・治療歴などを確認し、オルト教授の医師チームが適応可否を判断。

② 渡独・入院

  • 診療は基本的にミュンヘン現地で行います。
  • 現地では通訳が常駐し、日本人患者にも安心の環境が整備されています。

③ 脂肪採取

  • 腹部や太腿から約50〜100ccの脂肪を吸引。
  • 施術時間はおおむね30分〜1時間程度で終了。

④ 幹細胞分離・加工(Matrase処理)

  • オルト教授が開発した独自のMatrase酵素技術により高純度な幹細胞が抽出されます。
  • 検査を経て高品質な幹細胞のみが治療に用いられます。

⑤ 幹細胞投与

  • 適応疾患に応じ、静脈内・関節内・脊髄周囲・皮下・内視鏡下など、最適な部位へ幹細胞を投与します。
  • 治療時間は通常2〜3時間以内に完了。

⑥ 回復期(必要に応じてリハビリ施設利用)

  • 多くの患者は数日後に帰国可能。
  • 一部疾患は近隣のアルモナクリニック(オーストリア)でリハビリ継続も可能です。

治療をサポートする体制

イサールクリニックの国際部門では、日本語通訳・現地案内・宿泊支援まできめ細やかな体制が整えられています。
さらに、私たち 一般社団法人アルデバラン は日本国内での窓口として、以下の役割を担っています。

  • 事前カウンセリング・医療情報提供
  • 治療申込代行・スケジュール調整
  • 渡航手続き支援
  • 治療後のフォローアップサポート

オルト教授の世界的な研究活動

オルト教授は単なる臨床家ではなく、世界トップレベルの幹細胞研究者・指導者でもあります。

主要な所属・肩書き

  • ミュンヘン工科大学 教授
  • チューレーン大学(米国) 教授
  • サウスダコタ大学 サンフォード医学部 特別教授
  • MDアンダーソンがんセンター(米国) 教授
  • InGeneron社 CEO

世界でも有数の論文引用数

オルト教授の研究成果はこれまでに 24,000件以上の論文引用 を受け、幹細胞・再生医療分野の国際的パイオニアとして高く評価されています。

InGeneron社の活動

2006年に設立されたInGeneron社(本社:ヒューストン)は、自己脂肪由来幹細胞技術の世界的な研究・臨床応用を進める企業であり、オルト教授がCEOを務めています。

  • 医療現場に安全に応用できる幹細胞抽出技術の開発
  • 世界的な臨床試験ネットワークの構築
  • 欧米の幹細胞治療ガイドライン整備にも貢献

日本との連携も進行中

現在、日本国内でもオルト教授の治療法を安全に紹介・普及させるべく、私たちアルデバランが日本総代理として提携 し、多くの相談を受けています。

  • 日本人患者が安全に海外で治療を受けられる体制
  • 日本国内でも幹細胞治療の正しい情報提供
  • 今後は日本国内での共同研究や症例蓄積も視野に入れた活動を進行中

〜未来の医療への挑戦は続く〜

オルト教授が実践する自己脂肪由来幹細胞治療は、「切らずに治す医療」「再生させる医療」 の最前線にあります。
これまで治療法が限られていた多くの疾患にも新たな選択肢を生み出しつつあり、世界中の患者から希望が寄せられています。

このシリーズを通じてお伝えしたかったのは、再生医療は一部の特別な人のための治療ではなく、私たち誰もが恩恵を受けうる新時代の医療 だということです。

今後も新たな科学的エビデンスや臨床応用が進むことに期待しつつ、私たちも引き続き正確な情報発信と安全な治療提供の橋渡しを続けてまいります。

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