先月、BTSのSUGA（本名：ミン・ユンギ）が、韓国・ソウルの名門セブランス病院と協力し、自閉症スペクトラム障がい（ASD）を持つ子どもたちのための専門治療センター「Min Yoongi Treatment Center」を設立するために、...

感覚統合がうまくいかないときに見られる特徴と、私たちにできる支援とは？ 感覚統合をテーマに、3回にわたってお届けしてきたこのシリーズの最終回となりました。 第1回では「五感（視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚）」について、第2回では「身体の内側か...

『センサーキッズの冒険』日本語版が完成し、日本での発売を迎えてからしばらく経ちましたが、今回あらためて大きな喜びに包まれる出来事がありました。 先日、絵本の著者であるアメリカの作業療法士 リーマ・ナイム博士（Dr. Reema Naim）の...

私たちの身体には、外の世界から情報を取り込む五感（視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚）以外にも、“内側から”働いている感覚が存在します。 それが、前庭感覚（ぜんていかんかく）、固有受容感覚（こゆうじゅようかんかく）、内臓感覚（ないぞうかんかく）の...

この「感覚統合を知るシリーズ」では、3回にわたって私たちの体に備わる感覚と、それらがどのように統合されているのかをわかりやすく解説していきます。 第1回となる今回は、私たちが日常的に使っている「五感」＝視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚に注目し、...

長い準備期間を経て、絵本『センサーキッズの冒険』の日本語版がついに完成しました。感覚統合に課題を持つ自閉症の子どもたちに寄り添い、その感じ方の“違い”を分かりやすく伝える本作は、ただの絵本ではありません。子どもと大人の架け橋となり、自閉症に...

発達障がいの子どもたちと「感覚統合」に与える優しい光と音のアプローチ 近年、発達障がいや感覚統合の課題を持つ子どもたちの支援において注目されている療法のひとつが「スヌーズレン療法」です。柔らかな光、心地よい音、香り、触覚的な刺激など、五感を...

私たちが長年温めてきたプロジェクト、「センサーキッズ（Sensokids）」日本語版の絵本が、ついに印刷工程へと入りました。完成は2025年4月下旬を予定しております。この絵本は、自閉症や発達障がいのある子どもたちが持つ「感覚の特性」に焦点...

日本の通常学校における発達障がいを持つ児童生徒への支援体制は、特別支援教育の理念の普及とともに進化してきました。文部科学省の最新の調査（2022年）によると、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒の割合は約8.8%と推計さ...

2月27日、厚生労働省記者会見室にて、「発達障がい支援の現状と今後の展望」について記者会見を開催しました。 発達障がい支援の現状と課題 近年、日本における発達障がいの認知度は向上し、法整備や教育支援の充実が進められてきました。しかし、現場で...

自閉症の子どもたちは、私たちとは異なる感覚の世界で生きています。日常生活で当たり前に感じている音や光、匂いが、彼らにとっては大きなストレスになることがあります。 一方で、その感覚の特性が新たな発見や創造につながる可能性も秘めています。 Se...

「自閉症」という言葉を耳にしたとき、一般的には「コミュニケーションの困難さ」や「社会的な課題」といった特徴が思い浮かぶかもしれません。しかし、自閉症の特徴はそれだけではありません。その中でも、見過ごされがちな側面が「感覚統合」に関する課題で...