アルデバラン

一般社団法人アルデバラン

自己脂肪由来幹細胞治療(再生医療)の未来

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はじめに

医療技術の進化に伴い、私たちの健康を守る方法も日々進化しています。その中でも、再生医療、特に自己脂肪由来の幹細胞治療は、未来の医療に大きな期待を寄せられています。この記事では、私が体験し、学んだ幹細胞治療の魅力とその可能性についてお話しします。

再生医療の可能性

再生医療とは、私たちの体に本来備わっている「再生する力」を活用して、損傷や病気から回復するための治療法です。幹細胞はこの再生力の源であり、特に自己脂肪由来の幹細胞は、体内のさまざまな損傷を修復する能力を持っています。

驚くべき治療成果

私は、2019年にミュンヘンにあるイサールクリニックの創始者であるオルト教授から、自己脂肪由来幹細胞治療についての詳細な説明を受けました。その際、治療のビフォー&アフターの画像や動画を見せていただき、その驚異的な効果に驚かされ言葉を失ったほどでした。

例えば、乳がんにより乳房を切除した患者が幹細胞治療を受けた結果、半年後には乳房が元の形に戻っている画像は非常に衝撃的でした。また、褥瘡(床ずれ)の治療においても、通常であれば完治に数年を要するケースが、この治療により10週間で完治した例もあります。さらに、脊髄損傷による上下肢麻痺の患者が治療を受けた後に、再び歩行リハビリを始められるまでに回復したという事例もありました。

https://www.isarklinikum.de/

幹細胞の役割とその重要性

幹細胞は、私たちの体内のさまざまな組織や臓器を修復・再生する能力を持っています。自己脂肪由来の幹細胞は特にその再生力が高く、骨髄由来の幹細胞と比べて約500倍の量が存在すると言われ、増殖力も非常に高いという特徴があります。このため、自己脂肪由来の幹細胞は、再生医療の主流として、さまざまな疾患の治療に活用されています。

幹細胞治療の実際

オルト教授が行う幹細胞治療では、患者自身の腹部の脂肪から幹細胞を抽出し、それを1~2時間以内に体内に注入します。

整形外科領域の疾患の回復、糖尿病による膵臓の回復、脳梗塞や脳出血からの回復、心臓病の治療、さらにはパーキンソン病やアルツハイマー病などの神経疾患の改善もみられています。イサールクリニックでは、日常的にこの幹細胞治療が行われています。

再生医療の未来

幹細胞治療の可能性はまだ広がっており、研究者たちは日々新しい治療法を模索しています。オルト教授もその一人で、科学者として再生医療の最前線で活躍しています。彼の研究と治療の成果は、今後の医療においてさらに多くの命を救う力となるでしょう。

おわりに

再生医療は、私たちの健康を守るための新たな扉を開く技術です。幹細胞治療はその中でも特に注目されており、今後さらに多くの人々に恩恵をもたらすことでしょう。私は、2019年にオルト教授から直接再生医療について学んだ経験を通じて、その可能性に大きな期待を抱いています。

皆さんもぜひ、再生医療について関心を持ち、その素晴らしさを感じていただければと思います。アルデバランでは、治療をご希望の皆様のサポートを行っております。お問い合わせ(CONTACT USのオレンジのボタンからメールでお願い致します。

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