『センサーキッズの冒険』日本語版が完成し、日本での発売を迎えてからしばらく経ちましたが、今回あらためて大きな喜びに包まれる出来事がありました。
先日、絵本の著者であるアメリカの作業療法士 リーマ・ナイム博士(Dr. Reema Naim)のもとに日本語版を送らせて頂きました。本を受け取ったご本人から感謝と感動のメッセージをいただきました。
Yoshie!!!
Thank you so much for the books!
I’m so excited to see them in Japanese.
I hope I can come to Japan one day and see you and all the amazing work you are doing.
I have shared the books on my social media and will continue to post about them.
Please let me know what else I can do to help market the books for the Japanese public.
Thank you again for bringing the Sensokids to life in Japan!
<翻訳>
芳恵さん!!!
絵本を送ってくださって本当にありがとうございます!
日本語で見ることができてとてもワクワクしています。
いつか日本に行って、あなたやあなたの素晴らしい活動に直接会えたらいいなと思っています。この絵本は私のSNSでもシェアしましたし、これからもどんどん紹介していきます。日本の皆さんに向けて、この絵本を広めるために私にできることがあれば、ぜひ教えてください。もう一度、日本でセンソーキッズを形にしてくださって、本当にありがとうございます!
このメッセージからも、彼女の驚きと喜びが伝わってきます。そして、彼女がこの絵本にどれほどの愛情と情熱を注いでいるかが、ひしひしと感じられました。
リーマさんのInstagram
Instagramでも、日本語版絵本と共に喜びの投稿をしてくださっています。
I’m thrilled to share that the first of four Adventures of The Sensokids books has been translated into Japanese and is available in Japan!
Seeing these stories find new life in another language-and knowing they’re reaching children in a completely different part of the world-is such a humbling and exciting feeling.
A huge thank you to the incredible Japanese translators and publishers who believed in The Sensokids stories and brought them to life in Japan. Thank you to every reader, parent, educator, bookstore and clinic for making space for these stories
Arigatou gozaimasu!ありがとうございます!
<翻訳>
『センソーキッズの冒険』シリーズ第1巻が日本語に翻訳され、日本で発売されたことをご報告できて、とても嬉しく思います!
この物語が別の言語で新たな命を得て、そしてまったく異なる世界の子どもたちに届いていることは、感動的で胸がいっぱいになるような気持ちです。
『センソーキッズ』の物語を信じ、日本で形にしてくださった素晴らしい翻訳者・出版社の皆さまに心から感謝いたします。また、この物語に場所を与えてくださったすべての読者、保護者、教育者、書店、クリニックの皆さまにもお礼を申し上げます。
Arigatou gozaimasu!ありがとうございます!
彼女の言葉どおり、言語を超えて「感覚のちがい」や「子どもたちの感覚の世界」を伝えていけることは、私たちにとっても大きな意味を持ちます。
国を超えてつながる「感覚の理解」
この絵本が届けたいのは、感覚のちがいに悩む子どもたちが「自分は変じゃない」と思える安心感と、周囲の大人たちにその“見えにくい困りごと”を理解してもらうことです。
日本語版は、そんな想いを込めて翻訳・制作しました。そして今、その想いが再び海を渡り、アメリカへ、そして原作者のもとへ届いたことに、深い感慨を覚えています。

次なる目標は、第2巻〜第4巻の制作です
現在、絵本シリーズ第1巻『わぁ! おっちょこちょいな わたし』が発売中ですが、この物語は全4巻構成です。
今後は、続く第2巻から第4巻の制作を進めていく予定です。引き続き、多くの方々にご支援いただけますと幸いです。
リーマ先生も「引き続きマーケティングなどで協力したい」と申し出てくださっており、日米連携でこの絵本を広めていく体制ができつつあります。

お互いの場所で、支え合う仲間として
リーマ先生は「いつか日本に行って、皆さんに会いたい」と言ってくださっています。
私もまた、彼女のカリフォルニアの作業療法スタジオを訪れて、現地での子どもたちへの支援の様子を学びたいと思っています。
国や文化を越えて、「子どもたちのためにできること」を分かち合える仲間がいることに、あらためて深い喜びを感じています。
おわりに
この絵本が、たくさんの子どもたちとそのご家族、教育者、支援者のもとへ届き、感覚のちがいが“困りごと”ではなく、“ひとりひとりの特性”として理解される社会づくりの一歩となることを願っています。

『センサーキッズ』絵本のご紹介
~感覚の“ちがい”がわかる、子どもと大人をつなぐ一冊~
感覚統合は子どもたちの生活に深く関わる大切なテーマです。
その感覚統合を、子どもたち自身にわかりやすく、楽しく伝えるために誕生したのが、絵本『センサーキッズ』です。
この絵本では、4人のキャラクターが登場し、それぞれ異なる“感覚のちがい”をもっています。
音にびっくりしたり、動くことが好きだったり、服の肌ざわりが苦手だったり――。そんな子どもたちの「困りごと」には理由があるということを、ストーリーを通して優しく伝えます。
🔹 自閉症や発達障がいのあるお子さん
🔹 感覚に敏感だったり落ち着きにくいお子さん
🔹 保護者や教育者、療育・医療に携わる方
すべての方に知ってほしい「感覚の世界」が、ここにあります。
📘 ご購入はこちらから
『センサーキッズの冒険』は現在、以下の健療出版公式ウェブサイトよりご購入いただけます。
ぜひ、ご家族や教育現場での読み聞かせにご活用ください。
https://kenryo.base.ec/items/105758274
また現在Amazonでの販売に向けた準備も進めており、順次取り扱いを開始いたします。