アルデバラン

一般社団法人アルデバラン

懐かしさと歴史の織りなすカフェの風景「台湾の富士山🗻」

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約3分

3月と4月の2回、台湾での医療・介護視察へ行ってきました。滞在中に台北市から少し離れた山へドライブへ行く機会がありました。台北市から少し車を走らせると風景が一変し、自然豊かな山々が広がります。そこは、かつて日本人が炭鉱で働いていた歴史ある場所でした。日本家屋を活用したカフェもあり、素敵な訪問だったのでここで紹介したいと思います。

日本統治時代の台湾

歴史ある山中に到着し、田舎道を散策していると「北海道民宿」という看板が目に入りました。なぜ台湾の山の中に「北海道」の名前があるのかと不思議に思いました。そこで地元の人に聞いてみると、この山には昔炭鉱があり、日本人が大勢やってきてここに暮らし、働いていたことを教えてくれました。

日本人技術者の派遣:炭鉱開発において、日本は自身の技術と経験を台湾に持ち込みました。日本国内で培われた炭鉱技術を台湾に移転するため、多くの日本人技術者や労働者が派遣されました。彼らは、炭鉱の採掘方法、機械の操作、労働管理などの技術を現地の人々に教えました。日本の技術と資本の投入により、台湾の炭鉱業は急速に発展しました。特に、九份(現在の新北市瑞芳区)や金瓜石などの地域では、大規模な炭鉱が開発され、多くの石炭が採掘されました。これらの炭鉱は、台湾の経済発展に大きく寄与し、また、日本本土へのエネルギー供給源としても重要な役割を果たしました。

日本家屋を利用した古民家カフェ

散策を続けていると、日本家屋を利用したカフェにたどり着きました。日本の伝統的な建築様式がそのまま残されていました。入り口から一歩足を踏み入れると、懐かしい珠暖簾が台所に下げられていたり、当時のままの内装が保存されていて、木の温もりと共に歴史を感じる家でした。今は地元の方が管理をされているそうです。

リビングがカフェとなっていて、台湾のお茶と梅のお菓子を頂きました。お庭があり、その奥には高い山々が見えます。まったりくつろいでいたら、カフェの店員さんが、『庭に出て山を見てごらんなさい「台湾の富士山」が見えるのよ』と教えてくれました。

お庭に出てみると、富士山のような形をした山が見えました。当時、働きに来た日本人が故郷を思い出しながら眺めていたということを教えてもらいました。地元の人は、その歴史を大切に守り続けており、訪れる人々にその魅力を伝えてくれているようです。

「台湾の富士山🗻」の美しい風景

台湾の山の中にあるこの特別な場所は、歴史と人々の思い出が詰まった、心温まる場所でした。カフェでのひとときは、日本と台湾のつながりを感じる貴重な体験となりました。

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